鶴ヶ城の遺構 御三階

TP 戻る ・・・・ 23年8月4日 写楽

江戸時代の建築にあるこの「御三階」は、明治の初め頃までは鶴ヶ城本丸にあった建物にあり、戊辰戦争時の戦火により「阿弥陀寺」が消失してしまいその後、明治3年にここ七日町に移され阿弥陀寺の本堂として使用されていたものに御座います。また、玄関の唐破風は、お城の本丸御殿に使用されていた玄関の一部を使用されて立てられたものに御座います。

地元会津では鶴ヶ城の遺構として保存された貴重な建物に御座います。
この「御三階」の作りと致しましては、外観からは3階建てに見て取れますが、内部は4層の作りと成っており、2階と3階の間に天井の低い小部屋が御座います。
3階は当時、密議所として使用されていたらしく2階から3階へ上がる梯子は引き上げのできる作りとなって御座います。