・・・  ・・ 23年10月8日 写楽            ・・・・・・
国指定重要文化財:延命寺地蔵堂
会津地二十一蔵尊霊場: 第13

所在地: 会津若松市河東町倉橋藤倉160-2 (TEL 0242-75-2304)
この仏閣は、西暦807年・大同2年頃の 徳一の草創と伝えられ 延命地蔵尊が祀られて御座います。・・・また、建造物は室町初期から中期頃・1300年代にかけてのものとか・・・。 尚、棟樑は 飛彈工(ひだのたくみ) 水口八右エ門と言われる方。
建物の屋根の部分が、二階作りの様に見えて取れる事から二階堂と言う呼び名が付いたようです。


建物について明記されてありました記に御座います。
「別當延命寺は、漢文年中1661年~1672年 及び慶応4年・18689月戊辰の乱の際、堂一字の外は本堂、客殿、庫裡等消失し、旧記類はすべて鳥有(うゆう)に帰した。
明治36年西暦1903415日 内務省特別保護建造物に指定され、破損甚だしかったため同45年西暦1912年に古社寺保存法による解体修理を施し、大正2年西暦1913年完了、茅葺を瓦に改修した。
昭和25年西暦19508月には法律改正によって国の重要文化財と改められた。 その後、42年西暦196710月より翌年7月にかけて再び半解体修理を施した。
地蔵堂は唐様建物で、造形の美であり建築の芸術である。
堂の特色は、柱頭の粽形(ちまきがた)、斗栱(ときょう・・・枡形)、扇垂木、肘木の形、化粧屋根裏など細部に至るまで、すべて唐様の手法に終始していることである。
主屋の急勾配を裳階(もこし・・・廂)の緩やかな線で受けている姿は、優雅で建築の珠玉であり、東北中唯一の好遺構として世の注目を集めている。」と詳しく明記して御座いました。
※この日、近くを通り掛かりましたので立ち寄り写楽して参ったものに御座いますが、この延命寺よりさほど離れ無い地に、この会津では殆どの方が知る、また全国的に知られる「源氏義経」と悲しくも美しき恋に苦しみ果てた、正一位 大納言藤原成道卿の側室にある桂御前の一人娘、「皆鶴姫」の墓所などが御座いましてこれをも一緒に写楽致しましてご紹介とさせて頂きました。