23年11月17日写楽
会津33観音15番礼所 高瀬観音・・・十一面観音菩薩
・ 祭礼: 旧7月9日
所在地: 会津若松市神指町大字高瀬字高瀬2684
このお堂の正面に向かって左方向・・・南側50メートル程離れた地に、上杉景勝公の野望の城「神指城跡」・根元周囲14.5m.、高さ24.7m.の「大木のケヤキ」が御座います。
高瀬観音堂に関する詳しい資料が無い為か記された説明が御座いません。 ただ、お堂正面に石塔があり・・・西暦1172年承安2年3月20日、京と奥州を往来する金売り商人、「吉次」・「弟、吉六」とその一行がこの地の村東の応湖川を渡ろうと、先を急ぎのことであったのか大雨の為に増水しているその川へ船を出しその船が転覆してしまい、弟の「吉六」が溺死してしまう事故が、兄の「吉次」は弟の冥福を願ってこの高瀬地に建立された観音堂が、高瀬観音堂・・・会津33観音15番礼所にあり十一面観世音菩薩立像を祀り弟、「吉六」の冥福を真に願ったものらしいです。 観音堂正面向かいの石塔は、その「吉六」の墓と伝えられて御座いました。
※高瀬観音堂入り口より30m.ほど敷地内に入って参りますと、この福昌寺正面向かい辺りに「みゅうどぅる」と言う甘柿の中では一番と言える柿の木が御座いましたが、2〜3年程前に根元から切り落とされていたようで御座いませんでした。・・・この以前に参られた方なら御存知ですよねッ・・・柿、残念戴けませんでした。