天台宗道樹山龍興寺
浮身観音

23年11月16日写楽・・       ・  
55............................................会津33観音 番外: 浮世観音・・・聖観世音菩薩.................
      ・・・・・・・・          祭礼
: 916               
所在地: 会津美里町字龍興寺北甲2222-3

※御詠歌・・・浮身をば 救け給えや 観世音 導き給え 阿弥陀の浄土へ          うきみをば たすけたまえや かんぜおん みちびきたまえ あみだのじょうどへ・・・
会津33観音巡禮礼所・番外 浮身観音略縁起
ここ浮身観音堂に安置されて御座います、本尊十一面観世音菩薩は「慈眼大師天海大僧正」と言われる大僧正が「漆原と永井野の村境字浮目の地より感得した」一寸八分の観音像にあるようです。また、天海の姓名と幼名は「船木兵太郎・随風」と言われ西暦1536年〜1643年の代が幼少の時代にあり、舜幸(しゅんこう)法印二十九世従って修行を積み・・・その際、「汝、一心に称名せよ、我れ必ず富貴延寿を成満せん、善願むなしからず月の影に添うが如し」との観音の霊告に、日夜肌身はなさず一心に念持したそうです。・・・後に、随風は名を「天海」と改められ 徳川家康公より承る三代にわたる指南僧の大任を務められ百八才の大長寿を全うされた近世の名僧であると言われます。

※また、小観音の尊像は随風が比叡山、奈良興福寺などへ修行に参った際に 「篤信」の母に留め置かれ持佛堂・・・浮身殿の建立と共に西暦1558年永禄2年、佛師浄林によって一尺八寸の観音御胎内に奉籠された。・・・と明記されて御座いました。