真言宗豊山派福聚養泉院
田村観音

 23年11月16日写楽            
会津33観音12番礼所 田村山観音・・・聖観音菩薩
  ...........................  祭礼
: 旧7月17日   .................................................................................
所在地: 会津若松市北会津町村山266

※御詠歌・・・千早振る 神ぞまことの 住吉の 重ねがさねの 杜の注連        ちはやぶる かみぞまことの すみよしの かさねがさねの もりのしめなわ・・・
ここ田村観音堂の周辺は田圃にありその田圃を隔てて、畑、民家となる風景に御座います。
田村観音は元々は、14番礼所下荒井観音堂・・・下荒井蓮華寺の六坊の一つにあり蓮華寺環内にあった御堂に御座います。
詳しい資料に付きましては、西暦1589年天成17年のころ伊達正宗公の会津攻めの際、仏閣の焼き払いが行われその時、「宥覚」と言われる僧がこの地に移され、詳しい資料は焼失され残って無いようです。

●入り口正面には、住吉神社となっており左方向には養泉院:田村観音と表示されて御座います。
平成18年に両敷地内「自然景観指定緑地」に指定されてあるものとなります。
また、時 慶長4年のころ会津藩城主:上杉景勝公がこの地で鷹狩をされ、休息のさいにはこの地の湧きでる清水で喉の渇きを潤し、大変好んで飲まれた。と云う清水が御座います・・・その後この地の村人は「景勝清水」と称するようになり現代に伝えられている清水があるもの・・・参られた際には是非、喉を潤しなされよ。・・・スッキリとしたまろやかさがあり、飲み口が良いものに感じました。

※僕にとって、この御堂は夏、秋は蛙の鳴き声、コオロギの鳴く声で心に残るその時期の季節感を感じさせてくれる地。  手軽な寝袋とサマーベットと古くなった蚊やを畳一畳程に縫い合わせて作った物を持って、特に夏、秋の季節感を楽しむことが好きでこの地に床を決め野宿してみたい場所に御座います。