天台宗神護山照谷寺
御山観音

 23年11月16日写楽               
会津33観音 20番礼所 御山観音・・・聖観音菩薩
・                          祭礼: 4月15日 / 旧3月15日 ..............................................
所在地: 会津若松市門田町大字御山字館山甲3080

※御詠歌・・・遥々と 登りて拝む岩屋山 いつも絶えせぬ 松の風音            はるばると のぼりておがむいわやさん いつもたえせぬ まつのかぜおと・・・・・
●ここ御山観音は、本尊岩屋聖観音菩薩になります。・・・別名:岩屋観音とも呼ばれており、照谷寺の言い伝えに依ると・・・東北三粁の岩屋山上の岩窟に大同2年の平城天皇の御宇に観音堂が建立された事に始まるものとか・・・。
また本尊岩屋聖観音菩薩の胎内には、守護仏が彫られてありこれは、平安時代後期・康平年中の、後冷泉天皇(ごれいぜいてんのう)御宇に朝廷の勅命をうけ源頼義、義家公父子が陸奥の安倍貞任を征伐する為、東征夷蝦人を平定した折、(西暦1051年〜1062) の金沢の柵に会津夷太郎の狼籍が訴え出されたので、その帰路に京都の石清水八幡宮に東征の戦勝を祈誓し冑の前立につけて来た守護仏を、岩屋山の岩窟に奉安し戦勝を祈願・・・苦戦の末に勝利され平定された祈願の観音様に御座います。


※当地、御山には義家公ゆかりの八幡神社も御座います。
また、この観音様を江戸時代中頃の会津藩主: 保科正之公の時に会津33観音霊場第20番礼所に定められたもので・・・元々、観音堂は岩屋山上にありそこへ安置されておりましたが、・・・観音様と、御堂を平成4年4月に本坊のこの照谷寺境内に移転建立されてあるものに御座います・・・。