23年10月16日写楽
天台宗日用山 福生寺・..........................................................................................................................・・・・・・・・・・
会津三十三観音26番礼所富岡観音・・・十一面観音菩薩
祭日: 旧7月17日
所在地: 会津美里町字富岡27
◎国指定重要文化財・建造物/昭和54年2月3日指定されてあるお堂、作りは桁行き三間、梁間三間の一重宝形造り向拝一間トタン葺造りのお堂・・・所々に補修された部分もあるようで、軸部・厨子は室町時期のものであると言われています。また、中央前後に大紅梁を渡し大瓶束をたて、頭貫き、大輪をのせ実肘木附平三斗で内陣天井を支える手法は禅宗様の定法にあるものとか・・・。
◎またこのお堂内には、運慶作と言われる木造十二面観音菩薩座像(全長約2.25メートルの寄木造り)が祀られており、もとは漆箔であったものが現在は汚損しており所々剥れ皹などが見られるらしくその、彫像も室町時期のものにあるようです。ここ富岡観世音は縁起による大口大領の仏像彫像の熱心な信仰心によって彫成されたものにあり、また岐阜県谷汲山華厳寺の古今記に記されてあると言うには、ここ福生寺とも深い関係を結んであることが記されているとか・・・。また、彫像の用材には、刺楸木を用いてありこの地の(富岡)の人々は日常生活で刺楸木を使用しないと言われております。
◎会津三十三観音礼所中の三像にも数えられている富岡観音堂に御座います。四季をとおして他町村・他県の方の参拝者も多く見えられ、現世利益の仏徳も高く評価されその信仰も篤い富岡観音にございます。